2011年10月14日金曜日

ムスタン ホーストレック


ナマステ ウッジョールです。

ダサインの休みに「ムスタン」に行ってきた。
そこは、少し前まで「ムスタン王国」と呼ばれる独立した国だった。
ネパールとの戦争を繰り返し、今はネパール自治区となっている。
中国のチベット自治区に近いその地域は、ネパールと言うより
チベットである。
チベット仏教の寺院がたくさんあり、人々はチベット系の民族で
私たちと顔が似ている。話す言葉もネパール語ではなく、チベットの言葉。
(ネパール語は通じます。)

ポカラから飛行機で20分、ジョムソンというムスタン地域への
入り口にあたる町に到着。
すでに景色が違う。山に緑がなく、乾燥地帯である。
私たちは、ムスタンを馬で旅することになった。
馬で旅するなんて、なんて素晴らしい!
初めは、こわごわ乗っていたが、だんだん、慣れて楽しくなった。
馬はほんまに賢い!
私の言うことはあまり聞かないけど、馬使いである主人の言うことはちゃんと聞く。
主人が遠く離れていても、主人の声は聞き分け、勝手なことはしないのである。
10日間も馬に乗っていると、馬も私に慣れてきたのか
少しずつ言うことを聞いてくれるようになった。うれしい!
自分でパカパカと馬に乗れるようになるといいなーと憧れを抱いたのである。

ムスタンはいろいろな国を旅しているように感じさせてくれる。
行ったことないが、トルコのカッパドキアのよう。
行ったことないが、アメリカのグランドキャニオンのよう。
行ったことないが、アフガニスタンの巨大仏像遺跡のよう。
行ったことないが、古代ローマやギリシャ遺跡のよう。
でも、バックにはいつもヒマラヤ山脈が見える。
チベットでもあり、ネパールでもある。
とても不思議な感覚を味わった。
とにかく、どこにいるのかわからない気分にさせてくれる魅力的な地域である。

途中、3,500mあたりで、アンモナイトの化石探しもした。
10分くらいで、すぐ見つけることができた。
今はこんな高い地域であるが、昔は海だったんだとわかる。

自然って、ほんまにすごい!!
こんな美しく神秘的な地形や物を作れるなんて!やっぱり神様はいるのかな?

ムスタンホーストレックで、またまたネパールの奥深さを実感した。
北海道の約2倍ほどの大きさの国であるが、熱帯から寒帯の幅広い気候帯をもち、
また、砂漠状の乾燥地から、ジャングル状の多雨湿潤地もあるネパールは
本当にいろんな顔を持つ、魅力的で神秘的な国であることがわかった。
それは人々も同じで、いろいろありすぎて、ネパールを一つにまとめようなんて
無理な話ですわ!それがネパールですわ!

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