2011年5月28日土曜日

早起き


ナマステ ウッジョールです。

学校巡回で、村に滞在することが、多くなった私は
早起きできるようになった。

村の朝は早い。
大人も子どもも5時には、もう起きている。
起きてすぐに、家族分担で畑仕事、ヤギの放牧、水汲み、蒔き集め、草刈などする。
子どもももちろん、年齢に応じて仕事する。
この間、お世話になった家の8歳の長女は、
もう立派なお母さんと言っていいだろう。
産まれて、8ヶ月の弟の世話を彼女がほとんどしていた。
弟をおんぶしながら、小さい子ども達と遊んでいる。
私なんかより、ずっとあやし方も抱っこやおんぶの仕方もうまい。
ネパールの村の生活では、こうして自然と親から子へ
様々な家事をどうやればよいか、伝わっている。
家族みんなで、暮らすことは本当に大切なことなんだと
改めて実感。

そんなこんなで、家中みんな働いているのに私だけ寝ていることが
できなくなって、早起きるようになったのだ。
朝早く起きても、私は特にすることがなく、
野菜を洗ったり、切ったりと簡単な仕事を手伝わせてもらっている。

一仕事して、ようやく9時か10時頃、朝ごはんを食べる。
朝から、いっぱい仕事して食べる朝食は、やっぱりおいしい。
(私は、あんまり仕事してないけどね。)

2011年5月22日日曜日

カトマンドウ

ナマステ ウッジョールです。

仕事とビダイ(送別会)のためにカトマンドウに行ってきました。
ネパールに来たときは、カトマンドウはそこそこ拓けた町という
印象でした。(日本と比べると)

しかし、自分の任地で仕事をし、仕事でさらに村の生活を体験し
そんな生活をしている中で、たまにカトマンドウに行くと
「何て、都会なんでしょう!」と思ってしまうから不思議です。
確かに、都会なんです。
カトマンドウはツーリストをはじめ、海外から来ている人々が
たくさん住んでいます。
だから、各国のおいしいレストランもたくさんあるのです。
日本食のクオリティも高い!
現地の物価からすると高いですが、任地でほとんどお金を使うことがない私は
カトマンドウに行くと、おいしい食事と買い物で
お金を使っています。

田舎と都会のギャップがたまらなく楽しいです。

カトマンドウがゴミが無く、排気ガスがなく、きれいな町なら
本当に住みやすくいい町何だけどなー。

2011年5月14日土曜日

バンダ

ナマステ ウッジョールです。

村から帰ってきました。
疲れたーーー!!
しかし、なんだか、町が静か。何故?
バンダ(クローズ)だったのです。
いつ、どこで、どんな理由で起こるか様々ですが、
政府のやり方に反対したり、自分達の意見を聞いてもらったりするために
主要幹線道路の関所のようなところを閉鎖するのです。
だから、車はストップさせられ、幹線道路には
ほとんど、車が通りません。

私の住んでいるマレクという町は、ポカラという大きな都市に行くための
幹線道路が通っています。そして、カトマンドウから3時間。
観光客やトラックの運転手が、休憩するのにいい距離なため、
食堂や飲み物、食べ物などを売っている店がたくさんあります。
日本でいう「サービスエリア」のような感じでしょうか。

しかし、「バンダ」になると、お客は、全く来ません。
だから、店もほとんど閉まっているのです。
村から帰ってきて、冷たいジュースが飲みたかったのに
ほんまに、ショック!!
仕方ないので、部屋でコーヒー作って、飲みました。
久しぶりのコーヒーは、うまかった!!
(ネパール人は、あまーいチヤが好きなので、コーヒーはあまり飲みません。)
実は、暑い中、熱いのを飲むと汗が出て、涼しくなるんですよ。

バンダは1日で終わりました。
今日は、また平常通り。
観光バスもたくさん来て、バザールはなかなか繁盛してました。

2011年5月7日土曜日

教科書


ナマステ ウッジョールです。

ネパールでも、新学期が始まり、
また私は村の学校を巡回しています。

日本では、新学期が始まると、当然のように
全ての児童に教科書を渡すことができます。
数が足りないや教科書が届いていないなど、
あってはならないことですよね。

しかし、ネパールでは、そんなことがあって当たり前なんです。
新学期が始まったにもかかわらず、教科書が届かないと言う理由で
先生達は授業をしません。
子ども達は学校に来ているのに教科書がないから
授業ができないと言って、授業しないで、
先生同士雑談して、帰ってしまうなんてことも・・・。

そして、ようやく教科書が届いても、数が足りない、算数の教科書が
来てない。5年生が届いていないなど、よくまあ、そこまで
いい加減にできるなと思うほど、いい加減なのです。

しかし、村の学校を巡回することで、教科書がどのように
運ばれてくるかということを知ることができました。

今回は私の家から、歩いて5時間半かかる村の学校に行きました。
ほんまに疲れました。
一緒に行った先生が「今日は、教科書を運ばなければいけないから
途中、店に寄ります。」と。
その店には、教科書が届いていました。
ここまでは、車で運ぶことができます。
その先はどうするか、もちろん人が運ぶのです。
先生は、2人の担ぎ人を雇い、そこから2時間かかる山の上の学校へ
運んでもらっていました。
私は、一人で歩くだけでも大変だったのに、
彼らは、一人30kgはあると思われる教科書を一人は裸足で
もう一人はサンダルで、運んでいったのです。
すごい!!!としかいいようがありません。

それなのに、その学校でも、当然のように数は全く足りていませんでした。
どういうこと!!!
だけど、ネパール人はこんなことで怒ったり、文句言ったりはしません。
なぜなら、それが当たり前のことだから。

これでいいのかどうか(たぶんあかんでしょう)わかりませんが、
またまた、ネパールの現状を見せつけられた瞬間でした。
ネパールラヘチャ!(やっぱ、ネパールだったんだ!)

母の日

ナマステ ウッジョールです。
5月の第2日曜日は母の日。
ネパールにも、母の日がある。
ネパール月の1月20日(西暦5月3日)は
母に会いに多くの人が、実家や母のいるところに行く。

母のためにおいしい食事をつくり、
新しい服をプレゼントしたりするそうだ。
10ヶ月、母のおなかの中にいたので、
この日は、息子、娘達が、母をおんぶして歩くそうだ。
ネパールでは、自分のことより家族のとこが優先だ。
家族の行事(結婚式、母の日、こどもの日など)があると
仕事や学校より家族が大切。だから仕事や学校は休むのが当たり前。

こんな話を聞いて、思い出すのはやはり母のこと。
日本にいるときは、母の日だからといって、
特に何かしていたわけではない。
母のことより、自分のことが優先だったように思う。
こんな私は、かなり親不孝。
近くにいると、わからなかったことが、遠く離れたネパールで
いろんなことを経験することで、
母の愛情や有難みを感じている。

お母さん、産んでくれて、育ててくれてありがとう!