2011年8月27日土曜日

タマ(たけのこ)


ナマステ ウッジョールです。

ネパールには、たけのこがある。
竹のときは、「バンス」と呼ばれ、たけのこは「タマ」と言う。
竹林があるので、たけのこがあって、当然である。

この間、うちの近くのタルカリ(野菜)バザールに
たけのこが売っていた。
日本は、春先に出回るが、ネパールは今の時期らしい。

ためしに、小さいのをひとつ買ってみた。
20ルピー(約25円)だった。

買ったものの、日本でたけのこの煮物など作ったことがなく
どうすれば、いいかわからなかったが、
母がしていたことを思い出しながら、やってみた。

灰汁をぬくために、灰を入れるといいということは知っていた。
灰はすぐ手に入る。
なぜなら、田舎の家ならほとんど、かまどでご飯を作っているから。

早速、ブバ(お父さん)に頼み、灰をもらった。
ブバが、「なんに使うのか?」と聞くので、「タマの灰汁をぬくために」と
答えると、「日本でもそうするのか?」と言った。
「えっ、ネパールでも?!」
同じ方法で、灰汁をぬくことを知り、びっくりしたし、うれしかった。
たけのこを食べることも、灰汁のぬき方も同じであった。

ネパールは、灰汁をぬいた後、塩やマサラで漬物のようにし、保存する。
すると、すっぱくなる。
それを、じゃがいもなどと一緒に煮て、カレーにする。おいしいよ!

しかし、私は日本風の煮物を作った。
初めてにしては、まずまずだった。母の味には、まだ遠いが、
また一つ、ネパールに来て、作れるようになった料理が増えた。
日本に帰ったら、ちゃんと母にたけのこの煮物の作り方を教わろうと思った。

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