ナマステ ウッジョールです。
ネパールには、たけのこがある。
竹のときは、「バンス」と呼ばれ、たけのこは「タマ」と言う。
竹林があるので、たけのこがあって、当然である。
この間、うちの近くのタルカリ(野菜)バザールに
たけのこが売っていた。
日本は、春先に出回るが、ネパールは今の時期らしい。
ためしに、小さいのをひとつ買ってみた。
20ルピー(約25円)だった。
買ったものの、日本でたけのこの煮物など作ったことがなく
どうすれば、いいかわからなかったが、
母がしていたことを思い出しながら、やってみた。
灰汁をぬくために、灰を入れるといいということは知っていた。
灰はすぐ手に入る。
なぜなら、田舎の家ならほとんど、かまどでご飯を作っているから。
早速、ブバ(お父さん)に頼み、灰をもらった。
ブバが、「なんに使うのか?」と聞くので、「タマの灰汁をぬくために」と
答えると、「日本でもそうするのか?」と言った。
「えっ、ネパールでも?!」
同じ方法で、灰汁をぬくことを知り、びっくりしたし、うれしかった。
たけのこを食べることも、灰汁のぬき方も同じであった。
ネパールは、灰汁をぬいた後、塩やマサラで漬物のようにし、保存する。
すると、すっぱくなる。
それを、じゃがいもなどと一緒に煮て、カレーにする。おいしいよ!
しかし、私は日本風の煮物を作った。
初めてにしては、まずまずだった。母の味には、まだ遠いが、
また一つ、ネパールに来て、作れるようになった料理が増えた。
日本に帰ったら、ちゃんと母にたけのこの煮物の作り方を教わろうと思った。
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