2011年11月24日木曜日

Foot Ball


ナマステ ウッジョールです。

うちの管轄2つの村で少年フットボール大会が行われるということで、
なぜか、開会式に呼ばれ、参観させてもらった。
郡の教育長も来られていた。
参加チームは10チーム。
学校で作ったチームや有志で作ったチームなど様々。
ネパール人は、フットボールが大好き。
少しでも広場があれば、少年達はみんなフットボールで遊んでいる。

開会式もやはりネパールだった。
まず、放送機器の調子が安定しない。電気が切れる。
集まりが遅い。
選手達が集まって、並んでいても、誰も話を聞いていない。
なのに、来賓の挨拶は長い。
何をやっているのかわからないうちに、開会式は終わってしまった。

そして、第1試合が始まった。
審判、選手が一緒にフィールドに入場。
その光景に驚いた。
審判の服装は普段着にチャッパル(サンダル)、
選手はほぼ裸足。靴を履いている子のほうが少ない
ユニフォームはとりあえず、上だけは揃っている感じ。

裸足でサッカーボールを蹴るなんて・・・。
私ならすぐ骨折するだろう。
しかし、ネパール人なら大丈夫。
普段からチャッパルで急な斜面でも、
水や薪、雑草などの荷物を持って、歩いて運ぶ。
山道が普通で、子供達も野山を裸足で駆け回っている。
畑を耕す、田植え、稲刈りなど、どんな仕事も素足かチャッパルでする。
そんな仕事をしている人の足は
指が太く、底がまるで靴を履いているかのように分厚くたくましいのである。
比べてみて、よくわかる。私の足のなんと貧弱なこと。
だから、裸足でも骨折なんてしないだろう。

裸足で、ユニフォームや道具など揃っていなくても
ただひとつボールがあるだけで、大人も子供もみんなを
楽しませるスポーツ、「フットボール」は偉大だ。
フットボールは貧しくても夢や希望や喜びを与えてくれるスポーツなんだろうな。

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