2012年1月29日日曜日

ビューティーパーラー(美容院)




ナマステ ウッジョールです。

ネパールに来て、髪を伸ばし続けている。
しかし、時々切らないと、あまりにもむさ苦しい。
乾燥しているので、髪はパサパサ、枝毛だらけ。

ということで、どうするか?
ビューティーパーラーに行って、切ってもらったり、きれいにしてもらったりする。

ネパールで大丈夫なん?と疑問を抱いた方もおられるだろう。
大丈夫なのである。
カトマンドウは質も腕もいい美容院がいくつかある。

私がよく行く店の美容師さんは日本の美容院で10年修行された
とてもきれいな方である。

技術もあって、日本語も通じる。安心である。
価格も日本から比べると相当安い。シャンプー、カット、ブローで、
500ルピー(500円)
(ネパール人にしてみると、少し高いが)
この価格できちんときってもらえるなら、何も、隊員同士で切る必要はない。

ストレートパーマもできるということで、やってもらうことにした。
しかし、ストーレートパーマをあてるということは、
ストレートアイロンをしなければならないので、
予約の時に「その日、電気、いつ来るの?」と
確認してから店に行くことになる。
ネパール電気事情が、美容院でも見られるから面白い。

カットだけのとき、最後ブローしてもらおうとしたその直後
ブッチ!と停電になったことがあった。
もちろん、乾かさず、いや、乾かせず、帰ったのは、言うまでもない。

このストレートパーマ、なかなかの出来で、真直ぐになったのはもちろんのこと、
髪はサラサラになったし、手入れは楽だし、長持ちするし、黒髪ロングストレート好きのネパール人には喜ばれるし
で、私も気に入ったのである。

毎日、髪の毛を洗えないネパールでは、ベターな髪型かもしれない。

2012年1月27日金曜日

縁尋機妙 多逢聖因


ナマステ ウッジョールです。

隊員同士で、キャラバンを組み、それぞれの職種や得意分野を活かしながら、
ネパールの各地を巡回する活動がある。
普段任地で一人地道に活動するのと違って、多くの仲間と協力しながらできる
キャラバンは、普段の活動に大きな大きな影響と効果を上げてくれる。

今回、私の任地近くで、キャラバン隊が活動するということで
お手伝いに行った。
楽しかった!
理由① 違う職種の人たちとの活動
理由② 仲間と同じ目的に向かって活動
理由③ 話が通じる
(当たり前だが、隊員同士だと1つ言えば、多くのことを理解してくれる。)
理由④ お互いに高め合える など

今回のキャラバン隊にお一人、シニアボランティアの方がいらっしゃった。
活動終えて、みんなで夕食会。
それまで、おいしいネパールカナを食べながら、
くだらない話(これも大切)をしていた。
今日の締めとして、最後におっしゃられた言葉が、
本当に本当に有難く、心に深く残った。

「縁尋機妙 多逢聖因」
何て読むかわかります?(私はもちろん、わかりませんでした。)
「えんじんきみょう たほうしょういん」
意味 良い縁がさらに良い縁を尋ねて発展していく様は誠に妙なるもの(縁尋機妙)
   また、いい人に交わっていると良い結果に恵まれる(多逢聖因)
   だから、人間はできるだけいい機会、いい場所、いい人、いい書物に
   会うことを考えなければいけない。

聞いて、感動してしまった。
その通りだなと、納得してしまった。
隊員として、ネパールに来て、本当にすばらしい出会いの機会を
与えてもらったことを、本当に心から感謝している。
また、この言葉にも、この言葉を教えてくださった方にも出会えた。
まさに、「縁尋機妙 多逢聖因」
これらの縁を無駄にしないよう、
私もまた「出会えてよかった。」と思われるような人になりたい。

PCニコバヨ!(PC、直った!)

ナマステ ウッジョールです。

病気になって、壊れかけていたPC。
今日、元気になって、私の元に返ってきた。

埃や停電、不安定な電圧など過酷な状況の中で
わたしのPCも、奮闘していたのだろう。
ハードディスクが壊れていたようで、取り替えてもらった。
容量は小さくなってしまったが、残り2ヶ月のネパール生活。
十分、役に立ってくれるだろう。

きちんとセットアップしてくださったネパール人のKさんに感謝したい。
それも、日本では考えられないくらい格安で!

これでまた、パソコンがある生活に戻ったわけだ。
パソコンに依存しすぎないよう、気をつけるべし!

2012年1月23日月曜日

タリム ディヨ(トレーニングをした。)


ナマステ ウッジョールです。

3日間のタリムをした。
現在、近くに小学校教諭の隊員が3人、配属されている。
そのラムロ(よい)な機会を活かして
3人で、それぞれの配属管轄校の先生たちを集めて
小学校レベルの算数の授業法を教えるためにトレーニングをした。

3箇所回って、教えたわけだが、
どこも共通した「やっぱ、ネパールやねー。」という問題が起こるからすごい!

どんな問題か?
「あんたたち、それでも先生か?」と思う場面がたくさんある。

まず、絶対に時間通りに始まらない。
10時からと言っていても、みんな来ないので、
最低でも1時間は遅れて、始めなければならない。
連絡の徹底ができていないのも、大きな原因の一つである。
その日の朝に、会の連絡をもらったなんて先生もいた。

次に、話をちゃんと聞かない。
前で、人が話しているのに、まったく聞かずに、自分勝手に話している。
指導方法や、作り方など、わかりやすく見本などを見せて説明したのに、
「どうするの?」や「これ、何に使うの?」など
まるで、しつけのされていない子供のように、訊いてくる。
「何のために、このタリムしてるのか意味わかってます?」
自分の意見や言い分だけ言って、人の話は聞かない。

そして、整理整頓ができない。
教材作りを始めると、自分の周りの荷物を片付けることなく
作業を始める。
もちろんごみは散らかし放題で拾わない。
作ったものを整理しながら、道具を片付けながら作業をすることが難しい。
だから、自分の作ったものか、人が作ったものかわからなくなることもあるし、
物がどこに行ったかわからなくなることもある。

さらに、算数ができない。致命的!
小学校の算数を教えている先生を対象にしたトレーニングにもかかわらず、
分数の意味をよく理解していない先生もいる。
「1/2 と2/3ではどちらが大きいでしょう?」と尋ねたら
「1/2」と答える先生もいる。
私たちは自分たちで作った教材を使いながら、模擬授業をしているが、
先生たちも、見てすぐに「2/3のほうが大きいんだ!」とわかってくれる。
子どもと同じ反応である。

指導法改善以前に、先生たちの教科内容理解を先にしなければならない。

これが、3箇所とも共通問題だから、ネパールすごすぎる!

最近の私の模擬授業は、
先生相手であっても子どもに教えるのと同じようにしている。
そうすることで、先生たちが子ども目線に立って、学ぶことができるし、
先生たちの教科内容理解も進む。

それにしてもやはり、先生たちの経験が少なすぎる。
今回のタリムでも色々なことがわかった。
はさみや分度器などの使い方もままならない先生もいる。
それをどう解決すべきか?
3人で考えたが、やっぱり先生に変わってもらうしかない。

こうしたタリムを続けて、先生たちに経験を積んでもらうしかないだろう。
時間かかるなーー。2年は短すぎだな!

3人合同のタリムはお互いに得られるものが多いし、
役割分担しながら、短時間であっても、充実した内容で進めることができた。
いろいろな問題山積の教育現場であるが、
こうして、3人で共通理解しながら、タリムをしたことは
本当に楽しかったし、有意義であった。(私たちにとって)
これが、ネパールの先生に有効であったかどうかは、わからないが・・・。

バッティー カタガヨ!(電気、どこ行った!)


ナマステ ウッジョールです。

最近、停電が多くなった。
カトマンドウでは今、1日12時間の計画停電。
うちは地方なので、首都より計画停電は少なく、1日6時間程度。
しかし、最近計画外停電が多すぎる。
それも、夜に!
一番、必要なときに!
夜の計画は2パターン。
夕方5時半から7時半の2時間。
6時半から8時半の2時間。
なのに、その時間が終わっても一向に電気が点く気配なし。
待てど暮らせど、電気は点かない。
寒いし、暗いし、寝るしかないので、布団に直行。
ようやく、暖まって、眠くなってきたと思ったら、電気が点き、
「眠いけど、明日の仕事、しておくかー。」と気合を入れて起きて、
「さあ、やろう!」と思ったら、また停電。
もう完全に何もしたくなくなる。
だから、やっぱり布団に直行。
そして、そのまま眠りに就く。
その後、電気が点いたかどうか定かではないが、
次の点灯で目を覚ましたら、朝の6時だった。
ということが、最近よくある。
ネパールの電気はいったいどこに行ったんだー?

おかげで9時就寝の6時起床と、なんて健康的な生活を送れることでしょう。
お肌の調子もよろしおすえー。

その代わり、何にも仕事ができないが・・・。
それでも、許されるのがネパール。

こうしている今も、停電の時間が終わっているにもかかわらず、電気は来ず。
やっぱり今日も、チト ストゥヌベス(早く、寝るほうがいい)
スバ ラットリー!(お休みなさい!)

PCビグレコ チャ?!(パソコン、壊れた?!)

ナマステ ウッジョールです。

パソコンの調子が悪い。
後もう少しなのに、ここで完全に壊れることになると困る。
あまりにも調子が悪いので、ネパールのパソコン修理会社で直してもらうことにした。
どうなるかわからないが、完全に壊れるよりはましかと。
日本語も話せ、日本人のパソコンもよく直し、
私たちの所属しているオフィスでも信用されているようなので、お願いした。
写真や大事なデータのバックアップは取ってあるので、
今までのネパール生活のデータがなくなることはないので、安心だ。
しかし、パソコンがないと仕事ができなくなっていること。
たかがパソコンに、振り回されている自分がいること。
いくら自分がネパールの生活に慣れてきたからといっても、
やはり文明の利器がなければ、生活できなくなってしまっているんだなと
改めて実感。
携帯やパソコンなど様々な通信機器に依存し、振り回されている人間社会はどうよ?!
自分もその一人なんだけどね。
そして、やっぱり無事、直ることを祈るわ!

2012年1月14日土曜日

クシラギョ!(嬉しい!)


ナマステ ウッジョールです。

友達が日本に帰ってから、また任地に戻り、巡回を始めた。
もう、これで最後の訪問になること間違いなしだ。

今は、寒い時期なので、何もしていなければダウンを着ていても
肌寒いと感じる。部屋はもっと寒い。
巡回するともちろん歩く。
ダウンなど着ていると、暑くてしょうがない。
汗が出る。運動してるって感じやわ。

1度訪問した学校の子供達はみんな私のとこを覚えてくれている。
遠くから私の歩いている姿が見えるらしく、
到着したら、みんな「チエミス!ナマステ!」と言って、満面の笑顔で出迎えてくれる。
一所懸命歩いてきた甲斐があったと感じる瞬間である。

授業を見に行く。
この間、教材作りのトレーニングで作った教材を使って
先生が授業をしていた。
今回の巡回の一番の目的はこれだ。
先生達が、教材を使っているかどうか、
うまく使えているかどうかを見に来たのである。
「使ってくれてるんだー!!」感激である。
うまくはまだ使えていなかったが、何度か使って授業をしている様子が感じ取れた。
嬉しい。
1回目の訪問時より、子供達の集中力や聞く態度がよくなっていることも感じた。

1校1校、長期滞在して、もっといろいろ教えることができれば
本当にいいのだが・・・・。

それでも、この地域の先生方の指導法がゆっくりではあるが、
前進・改善されつつあることも感じることができた。

活動終了間近。
今までやってきたことが、有効であったかどうかはわからないが
無駄ではなかったと思えるようになった。

残りで何校回れるかわからないが、できるだけたくさん訪問しようと思っている。
体力の続く限り。

子供達の「次、いつ来るのー?」が胸に突き刺さるよーーーー。
心の中で「ごめんなー。」と叫んでいる。
みんなに会えて、ほんまに嬉しいよ。