2010年9月15日水曜日

見えた!


ナマステ ウッジョールです。

友達とナガルコットに行ってきました。
そこは、ヒマラヤ山脈がパノラマ状態で見られる
2000m地帯の村で、乾期の天気のよい季節には
観光客がたくさん訪れる有名な観光地です。

今は、まだ雨期後半。
行きは、やはり曇りで、全く見ることができませんでした。
夜には、雨も降り、今回は「やっぱり駄目かな?」と
思いながら、就寝。

朝が一番のチャンス。
5時半に起き、ゲストハウスの屋上へ。
ヒマラヤ山脈はまだ、雲の向こう。
眼下に広がる雲海。
そこは、本当に天空の町。
不思議な空間にいる私は、なんだか
天上人になった気分。
時間が経つにつれ、雲がだんだん
晴れてきた。朝日も昇ってきた。
まるで、少しずつ、雲のカーテンが開くように。

見えた!ヒマラヤ山脈!
7,800m級の山々が雲の隙間から
次々に登場。
言葉が出ないほど、感動した。
なんて、すばらしいんだろう!!
自分が悩んでいることなんて、
もうどうでもよくなってきた。

1時間ほどで、また、雲のカーテンが現れ
ヒマラヤは消えていった。

今も、私の脳裏には、その残像が。
大自然の前で、人間はやっぱりちっぽけだった。

2010年9月13日月曜日

日本食


1ヶ月ぶりのカトマンドウ。
田舎の生活は、いいところもたくさんあるけど
やはり、たまには町に行って
おいしいものを食べたり、買い物したりしたい。

久しぶりに、日本食のレストランに行き
「豚のしょうが焼き定食」を食べました。

うまい!ほんまにうまい!
一口、一口、味わい、幸せを感じながら
食べました。

ネパールでは豚肉はカーストの低い人が
食べる肉だそうで、村で豚肉を手に入れることは
なかなか、難しいです。
豚肉だけでなく、肉を久しぶりに食べて、
かなり、興奮してしまいました。

ネパール料理もいいけど
やっぱり、日本食が一番おいしい!
こんなとことろでも、自分はやっぱり
「日本人」だったんだと実感します。

他の国に住んでいると日本にいるときよりも
日本を意識し、感じている自分がいることに
気づきます。

2010年9月6日月曜日

カナとカザ


ナマステ ウッジョールです。
ネパールは、「食事」のことを「カナ」と言います。
「カナ」は「ダルバート」というネパールの定食で
しっかり食べるご飯のことです。
これを朝(9時、10時頃)と、夜(8時か9時頃)に食べます。
夜、食べた後、すぐに寝ます。
この感覚が、私にはよくわかりません。
私が、6、7時頃に食べると言ったら、ネパール人は
みんな、びっくりします。
食べた後、すぐ寝ると太るよと言っていますが
(ネパール人は男性も女性もお腹が出でます。)
それが習慣になっているから、仕方ないですよね。

これだけ見ると、少ないと思いますが、
実は「カナ」以外に「カザ」というものがあります。
定食以外の食事なら何でも「カザ」です。
クッキー、パン、モモ、麺、ナン、モモ(餃子)など。
これらをだいたい2,3時頃に食べます。
日本人からすれば、ヌードルも食事のひとつとして
考えるので、夜ご飯がラーメンでもO.K.ですよね。
これまた、私が夜ご飯にラーメンを食べたと言ったら
そんなものは、「カナ」じゃないとびっくりされました。

さらにネパール人は甘い紅茶が大好きです。
「チヤ」と言います。
朝、起きてすぐや「カザ」の時にも飲みます。
これが、ほんとに甘い!
砂糖がどれだけ入っているのか??と思うくらい甘い!
甘いものは、好きだけど、この甘さには慣れません。

食事ひとつでこんなにも違うのですね。
でも、食事は世界共通。
方法は違っても、ネパール人がどんなものを食べ、
日本人がどんなものを食べているのかなど
共通の話題になります。
今の私の言語レベルで唯一、会話を弾ませることが
できる話題です。

「食事」はどこの国でも楽しく幸せになる行為ですね。

2010年8月30日月曜日


ナマステ ウッジョールです。

私の住んでいる家の近くには大きな川が流れています。
そして、山だらけです。自然がいっぱいです。
家も少ないです。
だから、夜になると辺りは真っ暗。
時々、懐中電灯を持って、家の外に。
少し行くと、広場があります。
そこに着くと、懐中電灯を消します。
晴れている日は、空は満点の星。
地上は、たくさんの蛍。
川の流れる水の音。
いろんな虫の声。
そこにぽつんといる私はなんてちっぽけなんでしょう。
この時間が、一番癒されます。
自然からたくさんのパワーをもらっています。
そして、それを見ながら、
日本にいるみんなのことを考えてます。
そうすると、またまた、勇気と元気をもらいます。

雨期が終わると、もっと空はきれいになるでしょう。
どんな夜空が見られるか、今から本当に楽しみです。
その時期は、もう蛍はいませんね。

2010年8月28日土曜日

大きな1年生


ナマステ ウッジョールです。

ネパールの学校は、何歳から小学校に行くでしょうか?
正解はありません。
はっきり決まった年齢がないので
同じ1年生でも5歳もいれば、12歳もいます。
入学する年齢がばらばらだけでなく
ネパールでは、テストの点が悪ければ、留年します。
また、同じ学年で学ばなければなりません。
そのシステムがよいか悪いかはわかりませんが
学校に行けない子もたくさんいる上に
勉強についていけなくて、ドロップアウトしてしまう子も
たくさんいます。
ネパールでは、学校も行かずに(行けずに)
働いている子どもがたくさんいます。
特に女の子は、家の仕事を手伝うために
学校に行かなくてもよいと考えている親も
田舎にはたくさんいるようです。

私の行っている学校は女の子もたくさんいていて
しっかり勉強をがんばっていますよ。
学校に行って勉強できることは、本当に幸せなことなのですね。

2010年8月21日土曜日

仕事が始まった!


ナマステ ウッジョールです。

学校の夏休みが終って1週間前から仕事がはじまりました。
ネパールの公立校は10時から始まり、4時に終ります。
初登校、ドキドキしながら学校に行きました。
どんな先生、子ども達がいるのか・・・。

しかし、たいした歓迎ムードもなく
あなたは、いったい何しに来たの?といった感じ・・・。
ネパールの子ども達はとても恥かしがり屋。
ナマステ!と元気に声をかけても、すごくはずかしがって
すぐには返事が返ってきません。
何度も何度も言うととても小さな声で
「ナマステ!」と答えてくれる子が多いです。
そりゃそうですよね!
見たこともない外国人が自分に声をかけてきたら
驚くし、なんて言っていいか、わからないですよね。

私もまだまだ、言葉がわからないので、
今はとにかく挨拶からと思い、会った子ども達には
元気よく、挨拶しています。
だんだん、元気に挨拶してくれる子が増えてきて
嬉しいです。
どこの国でも、挨拶は共通だと思いました。
笑顔で挨拶すると、笑顔で返ってくるので
心が、明るくなりますよね。

ナマステの後に「おはようございます!」も
言うようにしました。
そしたら、おはようございます!と言ってくれる子も
いて、もっと嬉しくなりました。
 
今、私のできることはこれくらいなので
挨拶から、コミニュケーションを広げていこうと
思います。そのうち、言葉もだんだん通じるように
なって行くでしょう!!とかなり楽観的に考えていますが・・・(笑)

今の私には、日本でやっていたように普通に
仕事はできません。(悲)
なので、今の私にできることを一生懸命しようと思っています。
ぼちぼち、がんばるわ!!

2010年8月11日水曜日

ポスティング


ナマステ ウッジョールです。
デレイ ディン パチ(久しぶりです)

私は、7月30日にポスティングでした。
やっと任地に着くことができました。
と、ホッとしたのもつかの間。
問題発生!!
住む家がすぐに見つかりませんでした。
どうすんのよー!
知り合いも友達もいないこの地で・・・。
ぽつんと一人、置いてけぼりにされた私は
この日は、本当に日本に帰りたいと思いました。
まさに、言葉通り「ポスティング(落とされた)」でした。
しばらくは、ゲストハウス(こんな田舎にもあるんだ!)に
滞在しながら、家探しをしました。
我々、日本人が住めそうな家は、やはり田舎にはありません。
家探しをしながら、生活の仕方の違いを実感しました。
水、電気、トイレ、シャワー、衛生面、虫、食事、安全など
いろいろな問題をクリアしないと、住めません。
何とか、見つかった家はその村では一番、
便利だといわれている家でした。
でも、私からするともちろん便利ではありません。
不便だらけです。
水道は、外なので、水仕事は全部外に行ってしなければなりません。
部屋の窓は、きちんと閉まりません。
部屋は虫だらけです。
しかし、トイレとシャワーが部屋にあることが一番よかったことです。

そんなこんなで、私の本当のネパール生活が始まりました。
日々、いろんなことで格闘していますが、
日本では考えなかったことを考えるようになりました。
そして、とても、小さなことに喜びを感じています。
例えば、ご飯がうまく炊けたとか、電気がついて本が読めるとかです。
ありがたいですね!!

任地では、ネットができないので
ブログをなかなか更新できません。
楽しみに読んでくださっている方々、すみません。
何とか方法を見つけて、できるだけ更新したいと思っています。
いつも、読んでくださってありがとうございます。

フェリ ベトン(また、会いましょう)